円安がさらに進行、一時136円台後半に 
(last modified Wed, 22 Jun 2022 06:20:17 GMT )
6月 22, 2022 15:20 Asia/Tokyo
  • 1ドル136円台後半
    1ドル136円台後半

21日火曜の外国為替市場で円が対ドルで下落し、一時は約24年ぶりとなる1ドル136円台後半を付けました。

報道各社によりますと、22日水曜の東京外国為替市場では1ドル136円台前半で取引されていて、およそ24年ぶりの円安・ドル高水準が続いています。今月21日のニューヨーク外国為替市場では円相場は大幅に続落し、1ドル136円台後半で取引を終えました。

136円台となるのは、1998年10月以来となります。

また急速な円安の背景には、アメリカの中央銀行にあたるFRB連邦準備制度理事会が先週、異例の0.75%の大幅利上げに踏み切り、アメリカの長期金利が上昇傾向にあるのに対して、日銀は大規模な金融緩和を続けて長期金利の上昇を抑え込む姿勢を示していることから日米の金融政策の方向性の違いが意識され、金利差が拡大するとの見方が広がっていることが指摘されています。

また、円相場はユーロに対しても一時、1ユーロ143円台後半まで値下がりしました。

こうした現象について、市場関係者は「円は世界のほかの国の通貨の中でもドルに対する値下がりが際立っていて、値下がりのペースがこのところ速まっていることが日本経済に及ぼす影響を懸念する声も出ている。当面、円安に歯止めがかかる材料は見当たらず、どこまで円安が進むのか、見通せない状況が続いている」とコメントしています。

 


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