2月 21, 2024 18:00 Asia/Tokyo

イエメン軍のサリーウ報道官は、同軍が米軍艦数隻とイスラエル船舶1隻、イスラエル政権が占領するパレスチナ南部エイラート港内の拠点を、複数の無人機とミサイルで攻撃した発表しました。

イルナー通信によりますと、サリーウ報道官は、「これらの作戦は、圧政にさらされているパレスチナ国民への支援と、我が国に対する米英の侵略の報復として実施されている」と説明しました。

一方、イエメン政府協議団報道官は、紅海、アラビア海、バブ・エル・マンデブ海峡における国際海運が安全であることを強調しながら、欧州諸国に対して、アメリカのプロパガンダに追従する代わりに、シオニスト政権イスラエルへガザ侵略の停止に向けて圧力をかけるように求めました。

その上で、「世界の人々が待ち望んでいるのは、紅海の軍事化などではなく、ガザで早急に人道的な停戦が成立することだ」と強調しました。

そして、「米英および一部欧州諸国が支援していなければ、シオニスト政権イスラエルはこれまでパレスチナ国民に対する犯罪を続けることはできなかった」と指摘しました。

イエメン軍は、2023年10月7日にイスラエル政権がガザ攻撃を開始したことを受けて、紅海においてイスラエル関連船舶および同政権占領地に向かう船舶を攻撃する、と宣言していました。

アメリカはその後、イエメン軍の攻撃から紅海の船舶を守るとの名目で国際有志連合を結成しましたが、それにもかかわらずイエメン当局は、紅海およびバブ・エル・マンデブ海峡でのこれらの船舶への攻撃を続けていくと表明しました。

もっともイエメン軍は、上記以外の船舶については、アデン湾と紅海を自由に航行でき完全な安全が保障されることを強調してきたほか、西側の有力国がガザ戦争でのイスラエル支援をやめ、ガザへの人道支援物資搬入が許可され、地域に対する戦争が停止されれば、この作戦の継続はないともしています。

 


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