4月 02, 2024 17:16 Asia/Tokyo

作詞を担当したエジプトのムスタファー・イブラーヒーム氏は、西側諸国やアラブ諸国、トルコなどによる二重基準をこの歌で描きました。歌手は同じくエジプトのアミール・イードで、ガザ市民の声を見事に代弁しました。

イスラエルで 漁によりケガをしたウミガメが治療され 海に戻りました

我々はガザを完全に包囲した

我々は動物の顔をした人間と戦っている

ウミガメを助け

動物の顔をした人間を殺す

これも現実 これも現実

君は純白な天使でいられるかい?

平気で正反対のことをして

自由を求める運動を支持し

自由をもたらす運動をつぶす

死者への慈しみを

人種で区別して

これも現実 これも現実

君は文明人でいられるかい?

ルールを守る大人でいられるかい?

話すことはすべて二枚舌なのに

環境保護を叫び

声高く批判はするのに

その横では 軍が学校を破壊する

血で汚れながら

両者とも犠牲者だと訴える

これも現実 これも現実

どうしたらこの世界を信じられよう?

人間性について話す横目で

我が子を亡くして泣き叫ぶ母親を見ている

瓦礫の下で飢えて死ねば

被害者も加害者もないと言われる

中立に! 公平に! 敬意をもって!

これも現実 これも現実

 


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