国連開発計画「戦争により、イエメンは20年遅れた」
7月 31, 2019 19:57 Asia/Tokyo
国連開発計画のアヒム・シュタイナー総裁が、「イエメンは破壊的な戦争により、教育の発展や開発の面で20年の遅れをとった」と述べました。
シュタイナー総裁は、AP通信のインタビューで、イエメンの人道状況が悪化していることに触れ「イエメンの経済は、サウジアラビア主導アラブ連合軍の侵略により崩壊した」と語りました。
シュタイナー総裁は、「イエメン人の3人に1人が栄養不良によって死の危険に晒されている」としました。
さらに、「イエメンの多くの学校が破壊され、数百万人の子供が就学の機会を奪われた」と語りました。
サウジアラビアは、2015年3月からアメリカの支持を得て、アラブ首長国連邦など複数のアラブ諸国と共にイエメンを攻撃し、全面的に封鎖しています。
この攻撃により、1万6000人以上のイエメン人が死亡、数万人が負傷、また数百万人が難民となっています。
さらに、イエメンは食糧や医薬品の深刻な不足に直面しています。
こうした中、サウジアラビアとその同盟国は、イエメン国民の抵抗により、これまで同国における傀儡政権の復権という自らの目的を達成できずにいます。
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