10月 01, 2020 19:27 Asia/Tokyo
  • カーン・ロンドン市長
    カーン・ロンドン市長

米ニューヨークと仏パリの市長らに続き、英ロンドン市長も、サウジアラビアの首都リヤドで開催されている主要20カ国・地域市長によるオンライン会合への出席を拒否するとしました。

イルナー通信によりますと、カーン・ロンドン市長は、人権団体や反サウジ政権勢力からの圧力増加を受け、公式声明を発表し、市長自身だけでなく他のロンドン市職員もこの会合には出席しないとしました。

主要20カ国・地域市長オンライン会合は、30日水曜から3日間の日程で、サウジアラビアの首都リヤドで開催されています。

これ以前にも、イダルゴ・パリ市長、デブラシオ・ニューヨーク市長が、この会合に出席しないことを表明しています。

ある国際人権団体は、書簡を通じて英ロンドン、米ニューヨーク、独ベルリン、仏パリ、伊ローマ、米ロサンゼルス、スペイン・マドリードなどの世界の主要都市の市長らに対し、サウジアラビアの反体制派記者ジャマール・カショギ氏殺害された日が近づく中、同国が開催を予定している会議をボイコットするよう求めていました。

カショギ氏は2018年10月2日、在トルコ・イスタンブールのサウジ総領事館に入ったあと行方不明になりました。サウジアラビアの政府関係者は事件発生当時から数週間に渡り、カショギ氏の総領事館内での殺害を否定していましたが、この事実を認めざるを得なくなりました。

人権団体の書簡ではまた、世界の主要都市の市長らに対し、今回の会合のボイコットにより、サウジアラビアでの人権侵害を終わらせるために明白な歩みを踏み出すよう求めています。

 

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