3月 16, 2024 20:39 Asia/Tokyo
  • 女性侵害大国アメリカによるイラン女性の権利に関するプロパガンダ
    女性侵害大国アメリカによるイラン女性の権利に関するプロパガンダ

国連事実調査委員会が、イランの女性の人権状況に関する報告を発表しました。

第1幕:米がイラン人女性を懸念!

今月8日、国連事実調査委員会は報告書の中で、イランにおける「成人女性と未成年女子に対する制度化された差別」を「人権侵害と人道に対する犯罪」だとしました。もちろん、この問題はイラン当局者の反論を受けています。

イランのキャンアーニー外務省報道官はこの報告書に対し、以下のような反応を示しました。

「いわゆる事実調査委員会は、一部の西側諸国、特にドイツの笑止千万な人権の誇示と、彼らから寄付された資金をもとに2022年11月、イラン国内の騒乱扇動計画が失敗した後に設立された。同委員会は、虚偽および事実の組織的歪曲を集めた報告書の発表により、事実を見出せなかったのみならず、自己目的化した方法で事実とは正反対のことを提示したことになる」

イランのキャンアーニー外務省報道官

「同委員会は、最近の報告書の提出により、ドイツ、イギリス、アメリカ、そしてシオニスト政権イスラエルによる創設意図に従い、彼らから資金を受け取ることによって行動しているとともに、国連の人権メカニズムをこれらの政府の違法な目的のための玩具とせしめている」

キャンアーニー氏はまた、イラン国内での騒乱扇動計画の失敗を受け、これらの政府がイラン国民への復讐を企んでいると強調し、次のように述べました。

「西側諸国は、イランに対する不適切な干渉ではなく、自国の人権侵害に対処すべきである。特に人権と女性の権利に対して少しでも同情や誠実さがあるなら、数千人もの女性や子供の人権侵害、そして5カ月間で3万人以上のパレスチナ国民が殺害されたこと(その70%以上が女性と子供)に注目すべきであり、ガザでの大量虐殺と人道に対する犯罪の継続の支持を止めるべきだ」

 

第2幕:ここはガザ

つい最近、人権監視機関ユーロメッドは、イスラエル軍に拘束され最近解放されたガザ在住のパレスチナ人女性数名にインタビューをし、その内容を公表しました。報告書では、彼女らがシオニスト兵士らによる残忍な拷問や虐待などの残虐な対応を受けていたと強調しており、シオニスト兵士らが女性たちに強姦すると脅し、全裸になるよう強制したり、手を縛って目隠しをした状態で長時間檻に入れたとしています。また、これらの女性たちには必要な食べ物、薬、治療、物資が与えられず、自分の子供たちとの面会も許されなかったほか、財産もイスラエル軍に没収されたと報告されています。

シオニスト政権による数千人のパレスチナ人女性・子供の権利侵害

 

ユーロメッドは報告の中で、

「パレスチナ人女性に対する残忍な拷問と虐待は戦争犯罪の一つであり、イスラエルが昨年10月7日からガザで引き起こしている大量虐殺の罪と同様に、人道に反している。我々はICRC・赤十字国際委員会に対し、自らの責務履行とともに、イスラエルの刑務所にいるパレスチナ人収監者、特に女性と少女の状況の調査を求める」

と記しました。

 

第3幕:ここはアメリカ

しかし、問題はこれで終わりではありません。女性問題に関して欧米諸国の内情も見てみましょう。

アメリカ犯罪センターの報告書によると、同国内では毎日平均1871人の女性が性的暴行を受けています。また、米軍内で働く女性の少なくとも3人に1人が強姦されており、統計によると「湾岸戦争中に米軍で働く女性の90%が強姦された」ということです。

米ジョージ・メイソン大学の統計によると、アメリカ人女性の3人に1人が何らかのセクハラを受けた経験があり、19%の女性が生涯に少なくとも1回は強姦被害にあったとされています。それ以外の性加害も含めると、実に約43%が一生のうちに何らかの性暴力を受けたと回答しています。世界的に有名なフォーブス誌によると、世界全体の女性収監者うち約3分の1が米国で拘束されているということです。つまり、アメリカには 20万1000人以上の女性収監者がおり、同国の収監者全体の10%を占めています。

 

米での長年にわたる有色人種による人種差別抗議行動

 

ヨーロッパの状況も、決してアメリカよりよいものではありません。例えばスウェーデンでは女性の4人に1人が強姦されており、また英法務省がイングランドとウェールズの性犯罪概況で発表した統計では、約8万5000件の強姦事件が発生しています。統計によれば、英国人女性の5人に1人が16歳以前に性暴力を受けた経験があります。英国の女性に対する暴力対策研究所は、過去2年間に英国全体の大学で女子に対する性的暴行が463件確認されたと発表しました。

グローバル・リサーチのウェブサイトの報道によると、アメリカがアフガニスタンを攻撃した際、軍の特殊部隊がアフガニスタン・バルフ州チャハル・ブラク地域の村を攻撃した際、多数の女性を強姦したことが明らかになりました。

そして今、女性の権利擁護という虚偽を主張する者たちは、イラン女性の状況を懸念していますが、これは西側世界の偽りの氷山の一角的な象徴にすぎません。

そして、この繰り返される物語は、ヒトラー率いるナチス・ドイツ政権のゲッベルス宣伝相が発した文言と全く同じものです。

「嘘は大きければ大きいほど、多くの人が信じやすくなる。あまりにも大きい嘘をつくと、もはや誰もそれを否定しようとしない」「自分がついた嘘に恐れたこともあった」

 


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