イランで「医師の日」

8月 22, 2020 22:06 Asia/Tokyo

イランでは、8月22日（イラン暦シャフリーヴァル月1日）はイランの有名な医学者イブン・スィーナーの生誕日に当たり、この偉人が果たした医学への功績、執筆した代表作にちなんで、医学に携わる人々を称える「医師の日」に制定されています。

イブン・スィーナーは、様々な分野で450点に及ぶ書物を残していますが、その大部分は医学や哲学に関するものです。

科学史の研究者ジョージ・サートンはその著書『科学史と新ヒューマニズム』の中で、イブン・スィーナーを世界の秀でた医学者と評しています。

また、この偉人の功績をたたえるイブン・スィーナー賞の開設が2003年、イランの提唱によりユネスコ会議で採択されました。

この賞は、国連で正式に認められた、学術における倫理をテーマとする唯一の賞となっています。

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