2021年四半期の中国GDPが、4.9%増に減速
10月 18, 2021 19:44 Asia/Tokyo
中国国家統計局が、2021年7~9月期のGDP国内総生産を、前年同期比4.9%増だったとしました。
CNNが香港から報じたところによりますと、この数字はこの1年で最低水準となっていますが、これが 中国が大規模なエネルギーの逼迫やサプライチェーン(供給網)の混乱、不動産市場で深刻化する債務危機に直面していることが背景となっています。
4.9%という成長率は4~6月期の7.9%増から大きく鈍化しており、4.9%だった20年第3四半期以来最も低い成長率を記録しました。
今回の数字は、中国経済がここ数カ月間の諸問題による打撃を受けていることを示唆するものです。
中国が現在エネルギー危機の真っただ中にあり、工場での生産が打撃を受け、一部の地域では停電が引き起こされていることや、在庫の積み上がりおよび出荷の遅れも中国の中小企業に打撃となり、生産の引き下げを余儀なくされたり、失注したりする事態となっていることは、こうしたデータを裏付けるものと思われます。
さらに、中国のコングロマリット(複合企業)の恒大集団の債務問題も、不動産市場や幅広い経済活動にリスクを波及させるのではないかとの懸念を引き起こしています。
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