イラン国営衛星通信プレスTVの女性アナウンサー、マルズィーエ・ハーシェミー氏の逮捕を受け、イラン外務省は、アメリカ利益代表部を兼ねる在イラン・スイス大使館のライトナー大使を呼び出し、この問題について強い抗議の意を伝えました。
イランの複数の報道機関の関係者が、在テヘラン国連事務所の前に集結し、アメリカでプレスTVアナウンサー・マルズィーエ・ハーシェミー氏が逮捕された出来事に対し、抗議集会を開催しました。
アメリカで拘束中のプレスTVアナウンサーの子どもたちが、母親のマルズィーエ・ハーシェミー氏が釈放されない場合、アメリカで大規模な社会運動を起こすと表明しました。
イラン国会・国家安全保障外交政策委員会のファラーハト・ピーシェ委員長が、「プレスTV女性アナの逮捕はアメリカ政府による人権侵害の現実を示すものだ」としました。
ロシアのニュース専門局「ロシア・トゥデイ」のドミトリー・キセリョフ社長が、「メディアは、アメリカで逮捕されたイランのプレスTV記者の釈放を全面的に支持する必要がある」と語りました。
イランのラーリージャーニー国会議長が、「イラン国営衛星通信プレスTVの女性アナに対するアメリカの対応は、国際舞台でのアメリカによる虚偽政策の例である」と語りました。
IRIB国際放送のジェベリー局長が、「アメリカで、プレスTVのアナウンサー・ハーシェミー氏が逮捕されたことは、イランに対するアメリカの圧力行使によるものだ」と語りました。
アメリカで拘束中のプレスTV女性アナ・マルズィーエ・ハーシェミー氏の息子・ホセイン・ハーシェミー氏が、「母マルズィーエは、決定的な証人として身柄を拘束されたが、今なお正式な罪名を告げられていない」と訴えています。
イギリスのイスラム人権委員会が、プレスTVの女性アナの違法な逮捕に抗議し、同国ロンドン市内のBBCの建物に映像を投影すること(プロジェクションマッピング)によって、スローガンを提示しました。
アメリカの新聞ニューヨークタイムズが、「プレスTVアナの逮捕拘束は、異常な行動だ」と報じました。