イラン国会議長、「プレスTV記者に対する米の対応は、同国による虚偽の政策の例」
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イランのラーリージャーニー国会議長
イランのラーリージャーニー国会議長が、「イラン国営衛星通信プレスTVの女性アナに対するアメリカの対応は、国際舞台でのアメリカによる虚偽政策の例である」と語りました。
アメリカの警察は、プレスTVに勤務するアメリカ人女性の記者で、ドキュメンタリー作家でもあるマルズィーエ・ハーシェミー・アナが、家族との面会のためにアメリカに帰国していたところを、正当な理由を告知せずに逮捕・拘留しました。

ラーリージャーニー議長は、20日日曜の国会の議事の開始に当たって、「プレスTVの女性記者に対する、アメリカ当局の不当な対応や違法な扱いは、アメリカが口先だけで人権を主張し、実際にはこれを尊重していないことを示している」と述べています。
また、「アメリカで発生したこの事件に類似した、あるいはこれよりもっと小さな事件、もしくはフランスで抗議運動の参加者に対して発生したものよりもっと小規模の事件が、イランで発生した場合、これらの国の人権擁護を叫ぶ声が、全世界に響きわたっていたはずだ」としました。
さらに、「今回の事件は、統治者の暴力を欺瞞的な言葉の中に隠匿しているという、国際舞台における偽りの政策のもう1つの例だ」と語っています。
こうした中、19日、アメリカの利益代表部を務める在テヘラン・スイス大使館前に女性らを含む各階層の人々が集結し、アメリカでのプレスTVアナの逮捕に抗議しました。

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