Pars Today
バーゲリーキャニー・イラン外務次官が、「我が国は新興経済国グループ・BRICSに参加する他の国々と同様に、同グループの枠組みに沿って通商取引からの米ドル排除に取り組んでいく」と語りました。
イランのライースィー大統領は、BRICS経済新興国グループのオンライン首脳会議でパレスチナ・ガザ情勢に触れ、「ガザは西側諸国の道徳的退廃の象徴だ」と強調しました。
米ドルの排除はひとつの経済的戦略として、国際市場に注目すべき影響を及ぼしています。
IMF国際通貨基金がBRICS経済新興国グループへの支持を表明し、このグループが世界規模での協力の重要な例であるとしました。
ガーリーバーフ・イラン国会議長が、「我が国はウクライナ戦争の即時停戦を望んでいるが、同時にこの戦争の勃発原因はNATO北大西洋条約機構やアメリカだと認識している」と述べました。
米ニューヨーク・ポスト紙が、BRICSの枠組みが拡大し、世界経済が米ドルから脱却した場合、米国が深刻な影響を蒙る恐れがあるとの見方を示しました。
ロシア政府が、自国の金融市場へ参入し通商を行うことのできるイラン、ブラジル、ベネズエラ、キューバなど31カ国の銀行や金融業者を承認し、これらの銀行・業者がミシュスティン露首相の署名した同文書に基づき、金融派生商品の市場にも参入できるとしました。
ライースィー・イラン大統領が、「新たな国際体制は米国などの覇権国の衰退によって確立される」とし、「BRICS新興経済国グループやSCO上海などの新興大国の地域的・地域外同盟や機関は、覇権主義体制の一極主義に対抗する」と語りました。
ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの5か国で結成された新興経済国グループ・BRICSが先日、イランを含む6か国の新規加入を承認したことで、同グループは世界に新たな中心を作り出すと見られています。
ロシアのミハイル・ウリヤノフ在ウィーン国際機関常駐代表は、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカで構成されるBRICSと西側の各機関を比較し、「BRICSには、内部や外部の長は存在せず、すべての加盟国は平等である」としました。