Pars Today
公正という理想の実現は、預言者を含めた歴史上の自由な人々および人類の改革者が皆求めてきた、最も重要な事柄のひとつでした。イランのイスラム革命も、社会の公正をスローガンに掲げ、コーランにある公正に基づいた社会の構築を目指していました。
13世紀のイラン詩人モウラーナー(ルーミー)は、イスラム教の預言者ムハンマドの説話を引いて、「人は他人の欠点は明朗に語るが、自分の欠点には気づかない」と語りました。
イスラム教の聖典・コーランは、ミデヤン人とその街が滅んだのは「量を減らして物を売った」ことが原因だったと説明し、この行為を、全114章のうち6つの章において非難しています。
歴史を通じて、人類は自らの必要を満たすために努力してきました。それは、人間が常に何かを必要とする生き物として創造されたからです。人間が陥りやすい過ちは、この必要なものを間違って認識する、あるいは必要に対して間違った解を採用することです。
「祈り(祈祷)」は一種の宗教的行為や神への服従、神の僕たることであり、それを通して人間は神の本質に新たな注意を向けることになります。あらゆる宗教的行為が教育上の効果を持つのと同様に、「祈り」にもそのような効果があります。
アーサーディー競技場でテヘラン市民10万人を前にしたパレスチナ・イスラム聖戦運動のナハレ事務局長は 「コーランの助けにより抵抗の現場に参加しているパレスチナ市民は、イランの支援のおかげで勝利するだろう」と述べました。
神が遣わした預言者たちは様々な困難を抱えていましたが、全体で見れば、人間をより高みに導くうえで大きな役割を果たしました。