Pars Today
英ロンドン発行のアラビア語新聞アッシャルゴルアウサトが、消息筋の話として、「ファイサル・サウジアラビア外相とアミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相は6日木曜、中国・北京で会談する予定である」と報じました。
イラン・中国友好協会のボルージェルディー会長が、イランとサウジアラビアの外交関係正常化に関する合意で中国が果たした役割について触れ、「世界の政治的様相は変化しつつある」と強調しました。
バハードリージャフロミー・イラン政府報道官が、「西側から地域・世界的な問題の解決策が出てくることはない」と述べました。
アメリカにあるシンクタンク「ワシントン近東政策研究所」のサイモン・ヘンダーソン上級研究員が、イランとサウジアラビアの国交再開合意がアメリカに及ぼす影響について、「アメリカの外交政策界のかなり多くの部門が、イランとサウジの合意の意味の分析に追われるだろう」との見解を示しました。
イランとサウジアラビアは、7年ぶりに国交を正常化させることで合意し、今後2ヶ月以内に相手国内にある自国大使館の業務を再開する運びとなりました。
イラン外務省のキャンアーニー報道官が、「アメリカ政府に関する問題について、仲介者らを通じて協議が続けられている」と語りました。
レバノンのある新聞が、「イランとサウジアラビアが国交再開合意に調印したことは、全世界を驚愕の渦に巻き込むとともにアメリカを動揺に、シオニスト政権イスラエルを懸念に陥れた」と報じました。
イラン外務省のキャンアーニー報道官は、「わが国は制裁解除を目指す協議に関する専門家会合内容を総括した後、できるだけ早い機会にアメリカに返答する」としました。
グテーレス国連事務総長が、安保理決議2231の実施に関する自身の第13回目の報告において、一方的な米の核関連対イラン制裁の解除の必要性および、イランが核合意による経済的利益を得るべきことを強調しました。
アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相が、「我々の譲れない一線が全て遵守されれば、最終合意を結ぶ用意がある」とし、「恒久的で良好な合意を確実なものにできるのは、アメリカが現実的な行動をとり、新たに不当な要求を提起しないことだ」と語りました。