イラン・中国友好協会会長、「世界の政治的様相が変化」
3月 15, 2023 17:10 Asia/Tokyo
イラン・中国友好協会のボルージェルディー会長が、イランとサウジアラビアの外交関係正常化に関する合意で中国が果たした役割について触れ、「世界の政治的様相は変化しつつある」と強調しました。
イランとサウジアラビアは今月11日、中国・北京で交渉を行い、7年ぶりに外交関係を正常化することで合意しました。
ボルージェルディー会長はイスナー通信とのインタビューで、世界をとりまく政治的様相や均衡が急速に変化していると説明し、「イランと中国の関係レベルは常に上昇している。また中国は、世界最大の経済大国になり米国に置き換わるだけの力を持っている」と述べました。
さらに、イランとサウジアラビアの合意についても触れ、「地域のほとんどの国はこの合意を歓迎した。しかし、地域の敵である米国やシオニスト政権イスラエルはこの出来事に腹を立てたようだ」としました。
その上で、「米国はソビエト連邦の崩壊後、自身が世界における唯一無二の存在だと考えていた。しかし今日、そのパワーバランスは急速に変化しており、新興勢力がアメリカに取って代わりつつある」と指摘しました。
そして、「米国は、自身が行った様々な圧制的行為により崩壊しなければならない」としました。
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