Pars Today
今年のアカデミー賞で作品賞を含む7冠に輝いた「オッペンハイマー」(クリストファー・ノーラン監督)。しかし、その内容が体現するのは「原爆投下は世界秩序の維持のためであり、アメリカの核保有を誤解しないでほしい」というものです。
原爆を開発したアメリカの物理学者、ロバート・オッペンハイマーの生涯を描いた映画「オッペンハイマー」が、米ゴールデングローブ賞ドラマ映画部門で作品賞を受賞しました。
「バーベンハイマー」というキーワードで表される社会現象は、『バービー』と『オッペンハイマー』の2本の米映画が世界各地で同時上映されたことから始まり、メディアやバーチャル空間をしばらくの間、多くの議論や憶測で沸かることになりました。
レバノンのモルタダ文化相が、アメリカ映画「バービー」が同性愛を助長し、イスラムの宗教的価値観に反するとして、映画館での上映を禁止する方針を示しました。
バービー人形の世界を実写化した「バービー」と、原子爆弾を開発した物理学者を主人公にした「オッペンハイマー」の米映画2作品のコラージュ画像をめぐり、日本では非難のコメントが続々とSNSに書き込まれています。
米映画「バービー」の公式ツイッターアカウントが、原爆を揶揄するような画像に好意的なコメントをした問題が炎上している中、エマニュエル駐日米大使が同映画を推奨する投稿をし、火に油を注いでいます。