パレスチナ人捕虜、ノーベル平和賞に推薦
6月 08, 2016 21:53 Asia/Tokyo
パレスチナ人捕虜のマルワン・バルグーティ氏が、南アフリカの人権活動家のデズモンド・ツツ大主教から、ノーベル平和賞の候補として推薦されました。
パレスチナの通信社によりますと、マルワン・バルグーティ氏は、パレスチナ・ファタハのメンバーで、2002年から禁固刑を受け、シオニスト政権イスラエルの刑務所に拘束されています。
ツツ大主教は、マルワン・バルグーティ氏をノーベル平和賞の候補者として推薦し、これをきっかけに、イスラム共同体の優先問題であるパレスチナの理念を訴えることができるとしました。
また、パレスチナ人の解放を目指す闘争のシンボルがノミネートされたことは、パレスチナ人の明らかな権利への支持を示しているとし、ノルウェー・ノーベル委員会に対し、バルグーディ氏を支持し、パレスチナの理念、平和と正義の確立のために努力するよう求めました。
ツツ大主教は、バルグーディ氏の拘束は、パレスチナ人の権利や民主主義に対する明らかな攻撃だとし、「イスラエルの政策は、自由や独立に到達するためのパレスチナ人の意欲をそごうとするものだ」と述べました。
常に、シオニズムと人種差別には共通点があるとするツツ大主教は、1984年、南アフリカのアパルトヘイト問題を終結させた功績を讃えられ、ノーベル平和賞を受賞しました。
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