パレスチナ人捕虜の映像に、EUが反応
(last modified Mon, 29 Aug 2022 11:03:52 GMT )
8月 29, 2022 20:03 Asia/Tokyo

EUは、シオニスト政権イスラエルによって拘束されているパレスチナ人男性捕虜の映像について、「ショッキングだ」などとする声明を発表しました。

この映像で公開されたのは、パレスチナ人捕虜のハリール・アワウダさんの様子です。アワウダさんは111日間におよぶハンガーストライキを行った後、シオニスト政権が解放を約束したため、ストライキを中止していました。しかし、シオニスト政権側は約束を果たさなかったばかりか、再度仮拘禁とし、アワウダさんは7月2日からハンガーストライキを再開しました。

IRIB通信によりますと、EUは29日月曜、声明を発表し、アワウダさんの映像について「ショッキングだ」としました。

報道によれば、EUは、令状のない行政拘禁に抗議するアワウダさんのハンガーストライキが170日目になったとして、「命の危険が迫っている。令状なしの拘束であることから、同氏は速やかに解放されるべきだ」としました。

アワウダさんを映した新たな映像からは、ハンガーストライキの継続で同氏の容体が極めて深刻であることがわかります。

この他にも、アフマド・ムーサーさん、アーデル・ムーサーさんの2人のパレスチナ人捕虜がハンガーストライキを行っており、23日目になっています。

また、ヨルダン川西岸ジェニン出身の捕虜であるエマード・アブー・ハイジャーさんも、7日前からハンガーストライキを開始しています。ハイジャーさんは、終身刑判決を受けている父ジャマールさんとの面会も求めています。

パレスチナ外務省は、捕虜の命に何かあればシオニスト政権の責任だとしています。

 


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