パレスチナ抵抗組織ハマスが、オスロ合意の破棄を要求
9月 13, 2022 20:41 Asia/Tokyo
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パレスチナ国旗
パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスが、パレスチナ自治政府に対し、1993年9月にノルウェー・オスロで締結されたシオニスト政権イスラエル・パレスチナ共存合意である「オスロ合意」の破棄を宣言するよう求めました。
オスロ合意は1993年9月13日、イスラエルとPLOパレスチナ解放機構の間で調印され、聖地ベイトルモガッダス・エルサレムの帰属、パレスチナ難民、シオニスト入植地、安全保障問題、いわゆる境界線画定などの問題がこの合意に従って解決されるはずでしたが、20年以上の交渉を経てもパレスチナの人々にとって全く成果は挙がっていません。
シャハーブニュースのウェブサイトによりますと、ハマスは13日火曜、声明を発表し、パレスチナ・ヨルダン川西岸での全面的・大規模な対イスラエル抵抗運動の継続を強調するとともに、「これらの出来事は、抵抗運動が、パレスチナ国土の解放および、祖国帰還と自決権回復のためのパレスチナ人の選択に変わりつつあるという事実を示している」と表明しました。
ハマスはまた、パレスチナ自治政府に対し、対イスラエル合意の破棄および、安全保障や経済面での対シオニスト協力の停止を求めています。
さらに、イスラエルを正式な国家として認めないために、パレスチナ自治政府として即時に行動を起こす必要性を強調しました。
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