サウジで昨年の死刑執行数が2倍に
11月 20, 2022 17:05 Asia/Tokyo
フランス通信が、サウジアラビア政府の死刑執行件数が2021年には2倍に増えていたとしました。
フランス通信は、サウジアラビアでの死刑執行件数の調査に基づく独自の記事において、同国が2021年に死刑判決を執行した件数が2倍以上に増えたことを明らかにしました。
同通信の記事で示された統計では、サウジでの死刑囚に対する刑の執行は、2021年に69件となっています。
サウジ政権は、依然として世界最多の死刑執行国であり、死刑を頻繁に執行することで、未成年者を含む男女すべての人々に圧力をかけています。サウジで死刑判決を受けた人々の多くは、国際法に反して秘密裏に裁かれています。
同国では、これまでに数十人の国内シーア派信徒が治安当局によって逮捕されているほか、シーア派の活動家および現政権反対派の逮捕が常に行われており、特にムハンマド皇太子が2017年6月に後継者の地位に就き政権を掌握して以降は、シーア派や政権反対派の逮捕や弾圧が大幅に増加しました。
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