国連職員が、サウジでの死刑執行に遺憾表明
(last modified Wed, 23 Nov 2022 06:09:35 GMT )
11月 23, 2022 15:09 Asia/Tokyo
  • 国連職員が、サウジアでの死刑執行に遺憾表明
    国連職員が、サウジアでの死刑執行に遺憾表明

OHCHR国連人権高等弁務官事務所の報道官の1人が、サウジアラビアでの死刑執行について遺憾の意を表明しました。

ロイター通信によりますと、リズ・スロッセルOHCHR報道官は22日火曜、サウジアラビアでの死刑執行は非常に遺憾な出来事だとして、「サウジでは2022年11月10日以降に17人の男性が処刑された。今年だけでも、同国での死刑執行人数は144人に達している」と述べました。

フランス通信はこれに先立ち、サウジアラビアでの死刑執行数に関する独自の報告で、同国が2021年の2倍の人数に対し死刑を執行していると伝えていました。

サウジ政権は、依然として世界最多の死刑執行国であり、死刑を頻繁に執行することで、未成年者を含む男女すべての人々に圧力をかけています。サウジで死刑判決を受けた人々の多くは、国際法やイスラム法に反し秘密裏に処罰されています。

同国では、これまでに数十人のシーア派信徒が治安当局によって逮捕されているほか、シーア派の活動家および現政権反対派の逮捕が常に行われており、特にムハンマド皇太子が2017年6月に後継者の地位に就き政権を掌握して以降は、シーア派や反体制派の逮捕や弾圧が大幅に増加しました。

 


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