サウジ反体制派、「政府は多数の敵対者を秘密裏に処刑」

サウジアラビアの反体制派グループ「The Arabian Peninsula Opposition Bloc」が、政治・イデオロギー面の反政府派や、公民権および人権の活動家らが、同国において秘密裏に処刑されているとしました。

レバノンのニュースサイト・アルアヘドによりますと、同グループは6日金曜の声明で、サウジのサウード政権による新たな犯罪について警告し、「諸報告から、同政権が思想犯の囚人を秘密裏に処刑したことが分かっている」としました。

続けて、サウジの利己的処刑を行う政策に懸念を表明し、「このような政策は、サウジのサルマン国王およびムハンマド皇太子の時代になってからひとつの方針と化している」と指摘しました。

また、サウジの同盟諸国に呼びかけるかたちで、「これらの犯罪に対するあなた方の沈黙は、正しい行動ではない。それどころか、そのような政策を覆い隠し、サウード政権に利己的処刑を継続するゴーサインを出しているのと同等な行いである」と強調しました。

そして、「サウジの同盟諸国は即刻措置を取り、国家によるテロ政策の継続を防ぎ、サウジでごく小さい問題に最も厳しい処罰が下されるのを止める責任がある」としました。

サウジは人権分野において黒い経歴を持つ国であり、過去数年間だけでも、違法な処刑、拷問、利己的な逮捕、強制連行と失踪、政治的活動家や人権活動家の逮捕、国内宗教的少数派による正当な要求への弾圧に関して、数多くの報告が国内より外部へリークされています。

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