トルコ・シリア地震の死亡者、合計で4万人超える

トルコおよびシリアの国境付近で発生した地震による死亡者数が、4万人を超過しました。

トルコ南部及びシリア北部では現地時間の今月6日、マグニチュード7.8の強い地震が発生し、これにより多数の建物や家屋に甚大な被害が出ました。

国際通信イランプレスによりますと、トルコ政府は「わが国の南部で先週発生した強い地震による犠牲者数が3万5,418 人に達した」と発表しました。

シリアでも、この地震による死亡者数は4000人を超えています。

トルコとシリアでは、まだ数千人もの人々ががれきの下に閉じ込められていると見られ、酷寒の中で数万人の救助隊員が捜索作業を続けています。

現地の厳しい寒さは、トルコとシリアで助けを必要とする数百万人の被災者の苦しみと悲しみをさらに増大させています。

国連はこのほど、シリアで約900万人が先週の壊滅的な地震の影響を受けたと発表しました。

そして、「人道支援機関は、最も緊急性のある人道的ニーズを満たすたに、今後3か月で 3 億9,760 万ドルの資金を必要としている」としました。

こうした中、シリア政府は、「欧米諸国が行使している圧政的な制裁により、がれきの下に閉じ込められた人々への迅速な救援が妨害されている」としています。

なお、スイス議会も14日火曜、シリア地震の犠牲者に対する制裁解除の決議案を否決しました。

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