トルコでふたたびM6.4の地震、8人死亡

トルコ当局が、現地時間の20日月曜夜に同国ハタイ県で新たに発生した2回の地震により、これまでに8人が死亡・294人が負傷したことを明らかにしました。

今月6日にトルコおよびシリアで発生した大規模な地震により、トルコ側だけでも死亡者数は既に4万1,000人以上に達していますが、現地時間20日夜には、同国地中海国境近くのハタイ県で新たに2つの強い地震が発生しました。

ハタイ県では同日20時ごろ、深さ16.7kmを震源とするマグニチュード6.4の最初の地震が発生し、その3分後、同じハタイ県の別の地域の深さ7キロを震源とする、マグニチュード5.8の別の地震が発生しました。

これらの2回の新たな地震では、トルコの他の10県だけでなく、シリア、エジプト、レバノン、イラク、ヨルダン、キプロス、シオニスト政権イスラエル占領下のパレスチナといった各国でも揺れが感じられています。

トルコの報道各社によれば、今月6日の地震で被害を受けていた建物の多くが、今回の地震によって完全に倒壊したということです。

20日の地震では、シリア北部アレッポでも建物が激しく揺れました。

同国ではさらに、震源から離れた首都ダマスカスおよび北部ラタキアの各都市でも揺れが感じられました。また、震源に近い都市ジャンディレスとアザズで、多数の建物が倒壊しました。

AFADトルコ首相府防災危機管理庁の発表によりますと、これまでに同国内の被災地では合計6414回に上る余震が観測されています。

ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。