シリア大統領が、トルコ大統領との会談に条件設定「シリアからの撤退とテロ支援停止」

シリアのアサド大統領は、エルドアン・トルコ大統領との会談に、トルコ軍のシリア撤退とテロ支援停止という条件を設定しました。

トルコ軍は、テロとの戦いを口実に、およそ3年前からシリアの北部と北東部の一部地域を占領しましたが、一部の部隊はまだこれらの地域に残留しています。

シリア政府は、自国におけるトルコ軍の駐留を、「シリアの主権や領土保全を侵害する占領行為」と見なしており、同軍の即時撤退を求めています。

シリア政府はまた、「トルコは、同国軍が占領しているシリア北部地域で武装勢力やテロリストを支援している」としています。

シリアのアサド大統領は、ロシア・スプートニク通信の取材に対し、エルドアン大統領との会談の条件として、「トルコ軍の即時シリア国外撤退、テロリスト支援の停止、戦争前の原状復帰」を挙げました。

その上で、「これらの条件が実現されなければ、このような会談を開催する価値があるのか？　一体それを開催する理由はどこにあるか」と強調しました。

ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。