イラン・トルコ・ロシア外相が三者会談　イラン外相、「シリアでのテロ対策を真剣に支援」

国連総会出席のため米ＮＹを訪問中のアミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相が、ロシアやトルコの外相らとの会談において、「わが国は、シリアでの過激派やテロと戦いへの支援に真剣な決意を固めており、これが揺ぐことはないだろう」としました。

シリア危機の解決策を話し合うアスタナ・プロセスに関る国であるイラン、ロシア、トルコの外相は、国連総会の傍ら、まず三者会談を行い、その後、国連シリア担当特使であるゲイル・ペダーセン氏も交えて四者会談を行いました。

アミールアブドッラーヒヤーン外相はこの四者会談において、「遺憾なことにシリアの人道状況は、相変わらず危機的なものである。この状況の一部は、女性や子供を含む同国の国民を標的にした制裁や、同国の資源が策略されていることによって生み出されている」と語りました。

また、｢対シリア制裁は、国際法や国際人道法、国連憲章に反するものであり、シリア国民およびシリア難民への支援を妨げている。わが国は、シリア難民らの自主的かつ安全な帰国および、彼らの権利を支持している」と述べました。

ラブロフ・ロシア外相、フィダン・トルコ外相、ペダーセン特使も、この会談においてそれぞれが、アスタナ・プロセスの目標に基づくシリア問題解決支援に向けた自らの見解を表明しました。

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