イスラムの祝祭・犠牲祭
6月 29, 2023 15:30 Asia/Tokyo
29日木曜日はイスラム暦ゼルハッジャ月10日にあたり、イスラム教では犠牲祭(ペルシア語でエイデ・ゴルバーン、アラビア語でイード・アドハー)と呼ばれる祝日です。
この日、神は預言者アブラハムを試すため、息子イスマーイールを生贄としてささげるよう命令しました。
アブラハムがイスマーイールを屠場へ連れて行き、いざその首元にナイフを突き立てた瞬間、神はアブラハムが自らの命令を守ったことに満足し、天使ガブリエルを羊とともに遣わし、アブラハムは息子のかわりにその羊を屠ったのです。
イスラム教の聖地メッカを訪れた巡礼者らはこの日、羊や牛を屠り、その肉を貧しい人たちに分け与えます。
この日の習慣として、犠牲祭の日の特別礼拝、羊や牛の屠殺、親族どうしの訪問、客人へのもてなし、親族への贈り物や不和の仲裁、嫌悪の解消などがあります。
タグ