イスラエルで、首相への抗議者と軍の衝突が継続
7月 25, 2023 20:54 Asia/Tokyo
シオニスト筋が、シオニスト政権イスラエルのネタニヤフ首相の司法改革案への抗議者とイスラエル警察との衝突が、依然として続いていることを明らかにしました。
イスラエル議会・クネセトは24日月曜午後、反対派の大規模な抗議をよそに、司法改革総案の第2弾、第3弾を可決に持ち込みました。
イスラエル議会は長丁場となった審議の場で、この草案の賛成派と反対派の代表の間で抗議と怒号が飛び交い緊迫化しました。一方、野党指導者らはこの法案が承認される前に、抗議の意を示すために議場を退席しました。
パレスチナ・サマー通信が25日火曜、報じたところによりますと、これらの司法改革法案に反対する数万人のデモ参加者は、テルアビブ市や聖地ベイトルモガッダス・エルサレムの街路を封鎖して抗議活動を続けており、街路の封鎖を解こうとしたイスラエル警察と、激しい衝突に発展しました。
一方、イスラエル占領地南部のネゲブでは、司法改革法案に反対するデモ参加者らに治安部隊が発砲しました。
こうした中、ガンツ・イスラエル前戦争大臣は同政権議会で司法改革法案の一部が可決されたことを受けて、「我々が政権に復帰したら、すべての可決事項を取り消す」と述べました。
シオニスト政権の危機の継続として、医師や職人などの一部の労働組合が25日、ストライキを実施しました。
「合理性」基準による司法のチェックが効かなくさせるネタニヤフ首相の司法改革法案の可決により、イスラエル最高裁判所の承認や任命に対する見解提示は妨げられようとしています。
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