視点
35日目を迎えたイスラエルによるガザ攻撃
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シオニスト政権イスラエルによる爆弾投下量
シオニスト政権イスラエルによるパレスチナ・ガザ地区への攻撃は35日目を迎えました。最近も、イスラエル軍はガザ北部ジャバリア地区にある住宅地を爆撃し、30人を殺害しました。
イスラエル軍の戦闘機はこのほかにも、ヨルダン川西岸ジェニン市にあるアル・シャファー病院の周辺も爆撃しました。ガザのパレスチナ保健省報道官は「ガザに安全な地域は存在しない。シオニスト政権は一握りの土さえも容赦なく爆撃する」と述べました。
シオニスト政権はあらゆる国際法を無視して、ガザの病院や医療施設、モスク、学校、民間施設への攻撃を続けています。
パレスチナ保健省の最新の統計によれば、先月7日から始まったイスラエル軍による攻撃でこれまでに1万569人のパレスチナ人が殉教し、そのうち4324人が子供、2823人が女性となっています。これは1日あたり160人の子供が殺害されている計算になります。また、負傷者数も2万6475人に達しており、ガザの全人口230万人のうち140万人が難民となりました。他にも、住宅3万2000戸、医療施設44カ所が破壊されました。
10月7日にハマスが実行した「アクサーの嵐」作戦は、75年におよぶイスラエルによるパレスチナ占領、10年以上にわたるガザ封鎖、そして数々のパレスチナ人に対する暴力・犯罪への報復でした。この作戦は、イスラエル75年の歴史の中でも最も被害の大きかった作戦と言われています。ハマスの戦闘員は、ガザ地区の外にあるシオニスト入植地を襲撃し、多数のシオニストを殺害したほか、人質として拘束しました。
この作戦を全く予見できなかったイスラエルは軍事・諜報上の敗北を喫し、それをパレスチナ民間人への大規模な攻撃で取り戻そうとしています。しかし、地上侵攻を開始した現在もなお、イスラエルは当初の目標を達成できておらず、甚大な被害を被っています。
ロシアのアラビア語テレビ放送「ロシア・アルヨウム」によりますと、イスラエル軍は9日、ウェブサイトにおいて「地上作戦を中断する」と表明しました。これ以前にはパレスチナ情報筋が、ガザのハーンユヌス地区東部で激しい戦闘があったと伝えていました。現在のところ、パレスチナ抵抗勢力側のメディアからは、イスラエルによる地上作戦の中断を確認したとする情報は入ってきていません。パレスチナ抵抗勢力の一部であるガッサーム旅団の報道官は8日、「我々は敵(=イスラエル)に大きな打撃を与えた。136台の装甲車を破壊した」と述べました。また、イスラエル軍側も地上戦で新たに司令官1人が死亡、5人が負傷したと明らかにしました。
イスラエル軍の発表によると、地上戦で死亡した兵士の数は35人、先月7日からの死者数は351人に達しています。その一方で6日には、イスラエル軍側の死者数を報じたジャーナリストがシオニスト当局により逮捕されるという出来事も起こっています。
このジャーナリストは「数十のイスラエル兵の遺体がテルアビブの病院内に積み上げられている」と報じ、逮捕されました。それによると、イスラエル軍は死亡した兵士の遺体を遺族に引き渡していないということです。このことはイスラエルの地上作戦が失敗したことを示す新たな事例であり、ハマスのアクサーの嵐作戦に対して喫した敗北と、ガザに対する戦争犯罪・大量虐殺と並んで、ネタニヤフ政権にとって内外からの圧力が増す要因となりそうです。