反シオニズムのユダヤ人学者が、ガザでの「ハマスによる人間の盾」疑惑に反論
(last modified Tue, 26 Dec 2023 08:32:20 GMT )
12月 26, 2023 17:32 Asia/Tokyo

シオニズムに反対しているユダヤ人政治学者のノーマン・フィンケルスタイン氏が、討論番組において、パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスがガザで子どもや民間人を「人間の盾」にしているという疑惑に反論しました。

ダーショウィッツ氏:ハマスは、「人間の盾」を使っています。

子どもたちを、イスラエル軍の正当な対象への攻撃に巻き込まれるよう配置しています。

私はこのハマスのやり方を、「デッドベイビー戦略」と呼んでいます。

フィンケルスタイン氏:ダーショウィッツさん、この「人間の盾」という疑惑は、意味をなさないと言わざるを得ません。

なぜなら、(イスラエル政権の)ネタニヤフ首相が演説で人々に向けて、一度ならず二度も、非常に真剣な調子で次のように語ったからです;

「『アマレクびとへの恨みを忘れるな』(旧約聖書申命記)。これは、光の子と闇の子の戦いだ」

さて、ダーショウィッツさんもご存じのように、(イスラエル政権の)ヘブライ語学校に通っていた人間が「敵はアマレクびとだ」と言った時、それは(旧約聖書サムエル記上に『罪びとなるアマレクびとを滅ぼし尽せ。彼らを皆殺しにするまで戦え』とあるように)敵を老若男女問わず皆殺しにするつもりであることを意味します。

そのため、ダーショウィッツさんを完全に尊重しつつも、 人間の盾疑惑は意味をなさないと言わざるを得ません。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     urmediem