イスラエルのガザ南部ラファ攻撃で、パレスチナ人100人以上が殉教
シオニスト政権イスラエルによるパレスチナ・ガザ地区南部ラファへの空爆により、100人以上のパレスチナ人が殉教しました。
パレスチナ・シャハーブ通信によりますと、イスラエル軍の戦闘機が12日月曜未明、ガザ南部ラファ中心部にあるパレスチナ赤新月社本部付近の住宅を標的に空爆しました。
この攻撃の結果、これまでに100人以上のパレスチナ人が殉教、230人以上が負傷したことが確認されていますが、この数はさらに増え続けています。
今回の空爆に先立ち、ネタニヤフ・イスラエル首相は「間もなく、ラファでの地上作戦が開始される予定である」と表明していました。
また、大言壮語を続けながら、イスラム教徒が断食を行うラマザーン月の開始前にラファでパレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスの大隊を壊滅させることを求めていました。
こうした中、ハマスをはじめ、エジプト、サウジアラビア、UAEアラブ首長国連邦、カタール、そして欧州諸国の一部は、イスラエルによるラファ攻撃が引き起こす重大な結果について警告しています。
ハマスはまた、ガザ市で約100体のパレスチナ人殉教者の遺体が発見されたことに反応し、声明の中で、イスラエル政権がパレスチナ民族の虐殺を目論んでいると指摘しました。
ハマスは、世界各国および自由を求める諸国民に対し、敵たるシオニスト政権が行うパレスチナ民間人の大量虐殺を含めた残虐な犯罪を非難するよう呼びかけつつ、ICJ国際司法裁判所に対し、これらの犯罪の記録をドキュメンタリーとして残し、さらに、ガザ戦争停止に向けた決議の採択と、シオニスト政権がパレスチナ国民に行う犯罪阻止に必要な措置を命じるよう求めました。
昨年10月7日よりイスラエルが始めたガザ侵攻による殉教者数は、新たな統計によれば2万8000人を超えています。パレスチナ保健省はまた、ガザ攻撃というイスラエル政権の犯罪による負傷者の最新統計を、6万7000人超と発表しています。