ユニセフ、「ガザの惨状は筆舌に尽くし難い」
3月 12, 2024 18:55 Asia/Tokyo
ユニセフ国連児童基金のジェームズ・エルダー広報官が、「パレスチナ・ガザ地区の惨状を表現しうる適切な表現は見つからない」と語りました。
エルダー広報官は12日火曜、ガザで戦闘を停止され住民の悪夢を終らせるよう求めました。
また、「ガザの子どもたちは飢餓にあえいでいる」とし、「ガザ地区で戦争や飢餓、栄養不良の最大の被害を受けているのは子どもである」と述べています。
これに先立っては、ラッセル・ユニセフ事務局長も「現在すでにガザ地区では子どもたちの多くが急性の栄養失調に陥っている」とし、「ガザのパレスチナ人の子供は死に瀕している」としていました。
ラッセル氏はまた、「ガザ地区の2歳以下の子供の6人に1人は、急性の栄養失調の状態にある」と語っています。
これに関して、パレスチナ自治政府情報局は11日月曜、「飢餓により命を落とす子どもの数は日々増加している」として警告しました。
同局はさらに、「地区内100か所に200万人以上の避難民がおり、彼らは空腹を満たすものを全く見いだせない状態にある」としています。