イスラエル当局、抵抗組織が隠し持つ能力を認める
シオニスト政権イスラエルのメディアが、抵抗戦線の持つ強さと防御力を認め、「イスラエル軍は手痛い代償を支払わされている」と強調しました。
【ParsToday西アジア】イスラエル紙「ハアレツ」のアナリストであるジャック・ホウリー氏は、「抵抗勢力は指導者や指揮官の喪失に対処し体勢を立て直す方法、そして新たな指導者の選出・公表の方法を熟知している」と指摘しました。この記事では、そうした抵抗勢力の強みについてイスラエル当局者による発言の数々を見ていきます。
抵抗勢力の持つ高い軍事能力
イスラエルのアルマ調査センターのタール・バーリ主任は、「イスラエルによるヒズボッラーへの爆撃にもかかわらず、複数の味方によれば、ヒズボッラーは依然として非常に高い軍事力を有しており、イスラエルに大きな打撃を与えている」と語りました。同センターはまた、「ガザ戦争の開戦以来、ヒズボッラーにより約1200機の無人機がイスラエル占領地に飛ばされている」と発表しています。
イスラエルのガス施設と港湾は抵抗組織の格好の標的に
イスラエルのニュースサイト「ワッラー」のアナリスト、アミール・ボフボト氏は、「ヒズボッラーとイエメンの武装勢力はイスラエル占領地内のガス施設や船舶、港湾を狙い撃ちできる力がある」と述べました。
ヒズボッラーが現在までに使用した兵器はごく一部
イスラエル治安機関・シャバクの元職員だったリオル・アケルマン氏も、ヒズボッラーが強大な力を持つとしてイスラエル軍に警告し、「ヒズボッラーはミサイルと無人機のほんの一部しか使用しておらず、依然として多数の兵器を保有している」と語っています。
アケルマン氏はまた、「ヒズボッラーはまだその能力の8分の1しか行使していない。そのインフラは無傷であり、長距離およびピンポイント攻撃用ミサイルの大部分が利用可能な状態で存在している」としました。
高い代償を払うイスラエル
イスラエル公共放送KANの軍事レポーターであるルイ・シャロン氏も、「イスラエル軍は今、思い代償を支払っているところだ」と語っています。
消耗戦を恐れるイスラエル
イスラエル紙イディオト・アハロノトの政治アナリストであるナダヴ・エヤル氏は、「イスラエルでは終わりのない消耗戦が現実的に危惧されている。そのため、同政権の治安・軍当局は効果的な政治的解決策により軍事行動を停止すべきだと主張しており、その理由としてヒズボッラーがいかなる状況でも壊滅しないことが指摘されている」と語りました。