ヒズボッラーの対イスラエル作戦の新記録／兵役延長を拒否するイスラエル兵が増加：西アジア関連ニュース

ヒズボッラーが1日で最多となる対イスラエル作戦を実施しました。ほか、兵役延長を拒否するイスラエル兵の増加など西アジア関連ニュースをお伝えします。

【ParsToday西アジア】ヒズボッラーは22日火曜、レバノン南部およびイスラエル占領地にあるイスラエルの軍事拠点や部隊、各種標的、装甲設備、入植地、航空機、基地に対して1日で39の作戦を記録したと発表しました。ヒズボッラーはこの日、イスラエル軍の戦車の破壊、レバノン・イスラエル占領地境界線をはさむイスラエル軍拠点への攻撃、無人機、陸・海上基地への攻撃など、さまざまな作戦を実施しました。

ヒズボッラーの無人機・ミサイルの射程圏内にあるイスラエルの拠点

イスラエル軍は22日夜の声明で、ヒズボッラーが同日にイスラエル側の標的に向けて140の無人機とミサイルを発射したと発表しました。また、イラクのイスラム抵抗軍もシリア・ゴラン高原とヨルダン渓谷において、4回の無人機作戦でイスラエル軍の複数の重要な標的を攻撃しました。

過去数カ月間、イラクのイスラム抵抗軍はエイラート港を含むイスラエル占領地内各地の重要な標的を狙い撃ちしています。同組織は以前から、イスラエルがガザ地区への攻撃を続ければ、同政権の拠点に対する作戦を強化すると警告しています。

兵役延長を拒否するイスラエル兵

イスラエルのニュースサイト「ワッラー」は、15人のイスラエル兵がハマスとの捕虜交換協定が調印されない場合は兵役延長に応じない意志を示していると報じました。他にもおよそ130名の兵士がこの動きに同調するとみられています。こうした中、イスラエル軍は今月18日、同軍第98旅団による1カ月におよんだガザ地区ハーンユヌス及びディル・アルバラでの軍事作戦を終了したと発表しました。

テルアビブの米国務長官の滞在ホテル前でデモ

占領地テルアビブにあるブリンケン米国務長官の滞在先のホテル前で数十人のイスラエル市民がデモを行い、ハマスとの捕虜交換について早期の合意妥結を求めました。

レバノン南部でイスラエル軍9308大隊副司令官が殺害

イスラエル軍は、レバノン南部での戦闘で同軍第9308大隊の副司令官アヴィラム・ハリフ少佐が死亡したと発表しました。

イスラエルの各メディアは22日、占領地ニヨット・モルデハイ地区に対するヒズボッラーのロケット弾攻撃により、兵士1名が死亡・他4名が負傷したと報じました。さらにイスラエル軍は同日、ガザ地区とレバノン南部での戦争で過去24時間に兵士25人が負傷した事実を認めました。

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