イスラエルがレバノンのキリスト教徒やドゥルーズ派居住区を攻撃した理由/米大使の役割とは?
11月 12, 2024 16:43 Asia/Tokyo
アナリストらによれば、シオニスト政権イスラエルは、レバノンのキリスト教徒とドゥルーズ派に対してイスラム教シーア派への憎悪を煽るため、レバノン首都ベイルート南郊のズガルタ及び、アイン・エル・デルブの2つの地区を攻撃しました。
【ParsToday西アジア】この2つはキリスト教徒が多く住むエリアで、イスラエル軍の攻撃で多数の住宅が完全に破壊されました。この一帯はシーア派が多く住むダヒヤの近くに位置しています。
イスラエルによる今回の攻撃は、専門家らの話では、ベイルート駐在のリサ・ジョンソン米大使がレバノンの民族・部族間の対立を扇動しようと画策したもので、イスラエルを利するためにレバノン国内のシーア派とキリスト教、あるいはシーア派とドゥルーズ派の間で紛争を煽るために計画したものだとされています。
レバノン人アナリストのナビル・アワダ氏は「イスラエルはレバノンのキリスト教徒、ドゥルーズ派、その他の混住地域、特にダヒヤ周辺を攻撃しているが、ヒズボッラーはこのエリアには全く拠点を持っていない。つまり、イスラエルが抵抗勢力に対する社会的不満を煽ろうとしていることは一目瞭然である」と語りました。
レバノンの専門家アリー・ムラード氏も「イスラエルは避難区域の民間人を砲撃し、心理戦争を始めようと直接的に工作している」と語りました。
9月23日以来、イスラエル軍はレバノン南部各地に対する大規模な攻撃を開始しており、攻撃は今も続いています。これらの攻撃で、現在までに数百人のレバノン国民が殉教した他、数千人が負傷しました。
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