米英が再度イエメンを攻撃/イエメンがハマス幹部を招待:西アジア関連ニュース
米英両軍は11日未明、イエメン西部フダイダ県を再度空爆しました。
【ParsToday西アジア】イエメンメディアによると、米英軍の戦闘機は12日未明、フダイダ県南部の3地域を空爆しました。両軍は11日も北西部サアダ県やアムラーン県を空爆しており、ここ数日で攻撃規模が激化しています。
イエメンのアルマスィーラ・テレビによると、11日の攻撃ではサアダ県で7回、アムラーン県で2回の空爆が行われました。また、首都サナアもここ数日で複数回攻撃に遭っています。
イエメン政府や国民はイスラエルの攻撃を受けるガザやレバノンを完全に支持しています。
イエメンによる米英への反撃
イエメン軍のヤフヤー・サリーウ報道官は、こうした米英軍による攻撃への報復として、イスラエル占領地南部にあるイスラエル軍基地を弾道ミサイルで攻撃したと発表しました。
サリーウ報道官によると、ミサイルは基地に命中し、大規模な火災が発生したということです。
イエメンがハマス幹部を招待
西側メディアがトルコやカタールにあるハマス事務所が閉鎖されるという噂を拡散する中、イエメンはハマス幹部に向けて「いつでも歓迎する」とのメッセージを出しました。
イエメン・フーシ派の指導者であるアブドルマリク・フーシ氏とその他幹部は連名で出したこのメッセージで、「イエメン国民は、ハマス全勢力が自国に滞在し、それに協力することを歓迎する」としました。
なお、ハマスはカタールがハマス事務所の閉鎖を発表したと伝えられていることについて、事実無根として否定しています。
イエメン軍によるパレスチナ・レバノン支持
イエメン軍は、ガザやレバノンに対するイスラエル軍の攻撃への報復として、自らの軍事作戦を続けていく方針をあらためて示し、イスラエルが攻撃を続ける限り、この方針は続くとしました。
イエメンは昨年11月から、紅海を通過するイスラエル関連船舶などを対象に攻撃を続けており、米英軍によるイエメン攻撃はこれに対抗するために行われています。