ハマスによるゲリラ戦を恐れるイスラエル

イスラエル紙「マアリブ」は、イスラエル軍がハマスの持つゲリラ戦能力を恐れていると記しました。

【ParsToday西アジア】マアリブ紙はイスラエルの軍事評論家アヴィ・アシュケナジ氏の話として、イスラエル軍は2000年5月のレバノン撤退につながったヒズボッラーによるゲリラ戦を、ハマスも実行するのではないかと恐れていると報じました。

イスラエル軍は1982年のレバノン内戦介入以来、18年間にわたってレバノン南部を占領していましたが、ヒズボッラーによる攻撃にさらされ撤退を決定。2000年5月25日に完全撤退し、レバノンはこの日を「抵抗と解放の日」としています。

アシュケナジ氏によると、イスラエル軍はハマスがこのヒズボッラーによるゲリラ戦を参考にし、地雷敷設地帯を設置するのではないかとみています。

アシュケナジ氏は、最近もハマスが地雷作戦を実行し、イスラエル兵3人が死亡したほか、イスラエル軍が利用する経路や建物を封鎖する作戦も行っているとしています。

イスラエル軍は戦線を拡大することで個々の部隊の能力が落ちるというジレンマに陥っており、ハマスなどの抵抗勢力にとって敵の拠点への攻撃が容易になっています。

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