バーレーン最大野党の解散
バーレーン政府が同国の人々の要求に注目することなく、依然として弾圧を主張し、同国の人権や民主主義を後退させています。平和的な抗議に対するバーレーン政府の対応は、バーレーンの革命的な人々の鎮圧のみに限られず、反対派の活動を次々に停止させ、解散させています。
キャラミー解説員
バーレーンの裁判所は17日日曜、同国の最大野党ウェファクの解散とその資産の押収の最終判決を下しました。この判決によれば、ウェファクの資産はハリーファ政権の有利に押収されるということです。これ以前、バーレーンの裁判所は同国の法務省の訴えにより、ウェファクの活動停止に関する判決を出していました。これに加えて、ハリーファ政権の司法機関の判決により、このほか二つの政治団体も解散を命じられました。
バーレーンのハリーファ政権は、バーレーンの民主革命を弾圧する政策を三つのレベルで追求しています。抗議者に対する暴力的対応、拘束、拷問、そして最終的には彼らの市民権の剥奪で、これは2011年2月14日の革命開始と共に最初にとられた弾圧政策でした。
この5年の平和的抗議への暴力的対応は失敗しています。なぜならバーレーンの民主革命は今も、当初と変わりなく継続されているからです。バーレーンの街頭は、革命の開始当初と同じように日夜、抗議する若者であふれています。
人々の抗議の拡大により、革命の思想的、政治的指導者に対する対応がハリーファ政権の政策に入れられました。ハリーファ政権は革命的な人々が集まり、イスラム法学者が人々を導くために利用していたモスクを破壊し、実際バーレーンの革命弾圧の二段階目を開始しました。この段階は最近、イスラム法学者の拘束と彼らの市民権の剥奪によりピークに達しました。ウェファクの党首サルマン師の拘束期間の4年から9年への延長、そして著名な聖職者であるガーセム師の市民権剥奪は、バーレーンの革命の思想的、信条的基盤に対抗するためのハリーファ政権の政策の基盤を構成しています。
ハリーファ政権は、バーレーンの民主革命の精神的指導者であるガーセム師を2016年8月、資産の違法な収集と資金洗浄で提訴しようとしています。これに加えて、バーレーンの政治団体が次から次へと解散させられていることが、ハリーファ政権の暴力政策の三段回目となっています。バーレーンの革命の政治団体の解散は、ハリーファ政権の独裁的、反動的なアプローチであり、彼らは人権や民主主義には何の価値もおいていません。
ハリーファ政権によるウェファクの解散は、バーレーンにおける政治的流れの崩壊を象徴しており、シーア派やその関連の機関の排除に向けた努力において、部族主義や独占主義を進めれば、この政策の結果は必ずバーレーンの抗議を拡大することになるでしょう。