パレスチナ人殉教者、イスラエル政権の犯罪を語る存在/英紙ガーディアン:「遺体に拷問の痕跡あり」
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英紙ガーディアンの衝撃的な報道および、パレスチナ人医師らも確認したところによれば、シオニスト政権イスラエルの占領地南部スデ・テイマン(Sde Teiman)軍事キャンプから送還されたパレスチナ人捕虜135人の遺体には、拷問と超法規的処刑の明らかな痕跡が残っているということです。
(last modified 2025-10-22T12:50:13+00:00 )
10月 22, 2025 19:26 Asia/Tokyo
  • パレスチナ人殉教者、イスラエル政権の犯罪を語る存在 / 英紙ガーディアン:「遺体に拷問の痕跡あり」
    パレスチナ人殉教者、イスラエル政権の犯罪を語る存在 / 英紙ガーディアン:「遺体に拷問の痕跡あり」

英紙ガーディアンの衝撃的な報道および、パレスチナ人医師らも確認したところによれば、シオニスト政権イスラエルの占領地南部スデ・テイマン(Sde Teiman)軍事キャンプから送還されたパレスチナ人捕虜135人の遺体には、拷問と超法規的処刑の明らかな痕跡が残っているということです。

ガザ地区で不安定ながらも停戦が成立して以来、イスラエル軍キャンプでのパレスチナ人捕虜に対する拷問、超法規的処刑、不審死といった衝撃的な報道が相次いでいます。ガーディアン紙は医療関係者、機密映像、目撃証言を論拠として、異例の報告書によりこれらの残虐行為を暴露しており、これはイスラエルの戦争犯罪捜査に新たな1ページを開く可能性があります。この問題を受け、国連の超法規的殺害に関する特別報告者は、これらの犯罪調査を目的とした独立委員会の設置を求めました。

ガーディアン紙は「イスラエル軍は最近、135人のパレスチナ人捕虜の遺体をガザ地区に返還したが、その全員に拷問と超法規的処刑の明らかな痕跡があった」と報じており、この内容はパレスチナのメディアも認めています。

ガザ地区のムニール・アル・バラシュ保健局長によれば、遺体の入った袋から見つかった書類は、遺体がイスラエル占領地南部ネゲブ砂漠のスデ・テイマン軍事基地から移送されたことを示しています。

殉教者の遺体を検視したガザ地区南部ハーン・ユニスのナセル病院のパレスチナ人医師らは、多くの捕虜が手足を縛られていたことから、逮捕時に殉教した可能性が高いとの見解を示しました。現場の視察・鑑識によれば、遺体には至近距離から撃たれたと見られる銃撃の跡が残っており、また一部にはイスラエル軍戦車の車輪に押しつぶされた遺体もあったということです。

【ParsToday西アジア】イルナー通信によりますと、法医学者でもあり超法規的処刑・即決処刑・恣意的処刑に関する国連特別報告者モリス・ティドバル-ビンス(Morris Tidball-Binz)氏は、この衝撃的な証拠に言及し、犠牲者の身元を特定し死因を慎重に調査するための公平な独立委員会の設置を求めました。イスラエルに20ヶ月間拘留されていたパレスチナ人ジャーナリストも、捕虜に対する拷問の恐ろしい実態の詳細を明らかにし、極寒の中で裸にされた上に100日間目隠しをされ、また犬を使って拷問された捕虜らの様子を報じています。

イスラエル占領地のNGO団体「人権のための医師団・イスラエル」も、イスラエルの刑務所で死亡したパレスチナ人の数が前例のない規模にまで増加しており、新たな証拠に基づく独立した国際調査が必要だと発表しました。同団体はまた、過去2年間にイスラエルの拘留施設で同様の計画的拷問の事例を記録してきたと強調しています。
 


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