シオニスト当局の動向|ネタニヤフ首相の裁判逃避工作からヨルダン川西岸におけるイスラエルの戦争犯罪まで
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イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相
シオニスト政権イスラエルのネタニヤフ首相が新たに、自身に対する裁判の取り止めを申し立てました。ネタニヤフ氏は以前にも同様の理由で自身の裁判の取り消しを要請しており、最近の裁判では緊張が生じていました。
ネタニヤフ首相は、自身の裁判の中止を新たに申請しました。イスラエル占領地ハイファに本部を置くアラビア語紙、アル・イティハドによりますと、ネタニヤフ首相は以前にも同様の理由で複数回にわたり、裁判の中止または短縮を要請しています。同紙によれば、ネタニヤフ首相に対する今月10日の裁判中には法廷内に緊張が高まり、近親者を失ったシオニスト遺族がプラカードを掲げて法廷に入り、法廷内のムードが緊迫化したということです。一方、リフカ・フリードマン=フェルドマン判事は、ネタニヤフ首相の次回の裁判は当初午後2時までの予定だったのが、午前9時から正午までに短縮されると発表しました。
イスラエル退役軍人:「次の10月7日は占領地内から始まる」
イスラエルの退役軍人アミール・アヴィヴィ(Amir Avivi)氏は、占領地イスラエルの治安状況を精査した後、「次の10月7日はシオニスト占領地内から始まる」との予測を示しました。シオニスト政権の「安全保障支援者」運動を率いるアヴィヴィ氏は、占領地内の治安状況を概観した上で「シオニスト政権の統治プロセスには、イスラエルを起点とした新たな10月7日の実現を示唆する明白なプロセスがある」との見解を示しています。
イスラエル元首相:「シオニストは毎日戦争犯罪を引き起こす」
イスラエルのエフード・オルメルト元首相は、シオニスト入植者と政権内閣がパレスチナ・ヨルダン川西岸で毎日戦争犯罪を引き起こしている事実を認めました。また、この地域における過激派の行動を批判し、これらの犯罪に対し沈黙を守るつもりはないと強調しています。
イスラエルとシリア間の亀裂が拡大
シオニスト政権のギデオン・サアル外相は「イスラエル・シリア政府間の溝が拡大しており、合意成立は不可能である」と発表しました。一方、ネタニヤフ首相は「イスラエルはシリアに引き続き留まり、シーア派の一派・ドルーズ派教徒の安全が保証されるべきだ」と強調しています。
シオニスト閣僚:「対シリア戦争は不可避」
シリアにおけるイスラエルの軍事行動に対し、イスラエルのディアスポラ(在外ユダヤ人)担当大臣のアミハイ・チクリ氏は、シリアとの戦争を「不可避」だと断言しました。また、イスラエルがシリア領土を幾度となく攻撃していることを指摘し、「この状況はイスラエルにとって直接的な脅威とは見なされないが、緊張が高まっている」と強調しています。

