シオニスト過激派がガザでの停戦を恐れている理由とは?
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ドナルド・トランプ米大統領が提唱するガザ停戦計画はまだ実現しておらず、過激派シオニストはこのプロセスに同調していないのが現状です。
(last modified 2026-01-20T11:00:44+00:00 )
1月 20, 2026 19:50 Asia/Tokyo
  • イスラエルのベザレル・スモトリッチ財務相
    イスラエルのベザレル・スモトリッチ財務相

ドナルド・トランプ米大統領が提唱するガザ停戦計画はまだ実現しておらず、過激派シオニストはこのプロセスに同調していないのが現状です。

シオニスト政権イスラエルのベザレル・スモトリッチ財務大臣は、同政権のイタマル・ベングヴィル内務治安相と同様に米国のガザ計画を批判し、「この計画は政権の利益にならないため、ガザを攻撃すべきだ」と語りました。

また、トランプ米大統領が提案したガザ地区管理計画にも反対し、「トランプ大統領に対し、彼のガザ地区計画はイスラエルにとって有害で​​あると伝える必要がある」と述べています。これに先立ち、ベングヴィル内務治安大臣も、ネタニヤフ・イスラエル首相府による「イスラエル政権との調整なしでの、同政権の政策に反するガザ管理委員会の設立」に反対する声明を支持しました。

ネタニヤフ首相の事務所は先だって声明を発表して、トランプ大統領と彼のガザ計画を厳しく批判し、「ガザ実行委員会設立の発表はイスラエル政権との調整なしに行われ、同政権の政策と矛盾している」と強調していました。

トランプ大統領の停戦計画はガザでの戦争を止めなかったと共に、ガザ統治に関する米国大統領の別の計画に過激シオニストが反対していることも、戦争終結に対する彼らの不満の表れとなっています。

ガザにおける最近の情勢変化は、シオニスト政権の邪悪な目的における主要課題が安全保障や外交ではなく、過激シオニスト潮流がその実現に全力を挙げている人種差別主義と占領計画であることを改めて示した形となりました。

シオニスト過激派にとって、停戦は人道上の必要性や地域の安定に向けた足がかりのいずれでもなく、占領継続を脅かすものであり、パレスチナ完全占領という彼らの計画や構想の意味を失わせるものです。また安全保障の観点から言えば、過激派のシオニストは、停戦や国際的な政治計画の全てを、彼らの長期的な目標に対する脅威とみなしています。過激派シオニストの観点からすれば、イスラエル政権との調整なしにガザ管理委員会を設立することは、同政権の影響力を減らし、外国勢力の役割を拡大することへの危険な一歩と考えられます。

ネタニヤフ首相官邸の厳しい反応は、イスラエル政府ですらもガザの管理をいかなる国際機構にも委ねる意向がないことを示しました。しかし、過激派潮流にとって、この敏感さはもっと強いものとなっています。

占領地内においては、戦争の継続はスモトリッチ氏とベングヴィル氏にとって彼らの政治的な立場であり、シオニスト入植者と過激シオニスト集団を中心とする彼らの支持基盤は、戦争を危機ではなく、自らの目的達成のための手段と捉えています。このような状況下では、停戦は「降伏」とみなされ、彼らの政治的立場を弱める可能性があります。

シオニスト過激派は、停戦とその後の軍事作戦の停止により状況がパレスチナ抵抗勢力に有利なものへと変化し、イスラエル指導部もガザでの犯罪の責任を負わなければならないことを熟知しています。

ガザでの停戦に対する過激シオニストの反対は決して一時的な反応ではなく、占領継続および、独立したパレスチナ政治構造の形成の阻止という彼らの長期戦略の一部だと言えます。ガザ危機の解決は、過激派シオニスト運動の破壊的な行為を阻止し、国際社会がイスラエル政権に占領政策の停止を強く迫り、そして、パレスチナ人の正当な要求を支持しなければ不可能なのです。

 


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