サウジ、子供の権利侵害リスト除外の証拠を提示せず
(last modified Tue, 02 Aug 2016 09:08:03 GMT )
8月 02, 2016 18:08 Asia/Tokyo
  • サウジ、子供の権利侵害リスト除外の証拠を提示せず

国連の外交筋が、「サウジアラビアは子供の権利侵害者のリストから恒常的に除外されるための十分な証拠を提示していない」と発表しました。

サウジアラビアの名前は、一時的に子供の権利侵害者の国連のリストから削除されましたが、国連の外交筋は1日月曜、「サウジアラビアはこれまで、このリストから恒常的に除外される上で十分な証拠を提示していない」としました。
国連のパン事務総長は、2日火曜、イエメンなどの戦争における子供の権利侵害やこれに関するサウジの役割に関して、国連安保理に報告を提示する予定です。

国連は二ヶ月前、イエメンへの攻撃で、子供を殺害しているとしてサウジアラビアの侵略連合軍を子供の権利侵害者のリストに入れました。

イエメン戦争での子供の状況に間するパン事務総長の年次報告によれば、サウジ侵略連合軍はイエメンの子供の死傷の60%に関わっているということです。

国連の資料では、サウジアラビア連合軍の攻撃で、わずか1年の間に、510人の子供が死亡、667人が負傷しました。

パン事務総長は、アメリカなどの国に圧力をかけられ、ついにサウジアラビアをリストから外すことを余儀なくされました。

サウジアラビアが国連への支援金を停止すると脅迫したことで、パン事務総長はイエメンの子供たちをはじめとする各国の国民の利益よりも、各国の政府の利益を優先しました。

この決定は多くの非難を呼び、国連事務総長は恥辱の表明を行うことになりました。