シリアで、テロリストが赤十字社の車両を襲撃
2月 10, 2016 22:18 Asia/Tokyo
シリアの首都ダマスカス近郊で、テロリストが赤十字社と赤新月社の車両を襲撃しました。
レバノンのニュースサイト、アルアヘドによりますと、ダマスカス近郊で10日水曜、シリア赤新月社と赤十字社の車両が現地に入ろうとした際、テロリストがこれらの車両を銃撃し、これによりこれらの車両が被害を受け、現場から立ち去ることを余儀なくされたということです。
これらの車両は、負傷者とその家族をこの地域の外に搬送しようとしていました。
テロリストは、この地域への立ち入りとその周辺への民間人や救助隊の車両の往来を阻止するため、手製の爆弾や地雷を使用し、この地域に対する国連や赤新月社、赤十字社からの人道支援物資の搬入を妨害しています。
また、シリアからの別の報道によりますと、ロシア軍の戦闘機が10日、シリア北西部ラタキアにあるテロ組織ヌスラ戦線の拠点を爆撃し、この作戦で少なくとも16名のテロリストが死亡したということです。
さらに、ロシアの戦闘機も、ラタキア州内でタクフィール派に対する軍事作戦を続行しています。
シリアは、外国の支援を受けたテロリストやタクフィール派の出現により、2011年3月から危機に直面しています。
この危機により、これまでに30万人以上のシリア市民が死亡し、さらに数百万人が自宅からの退去を余儀なくされています。