サヌアの国連事務所前で、イエメン人が怒りの抗議デモ
サウジアラビアが、イエメンの首都サヌアの葬儀会場を空爆したことを受け、イエメンの人々が、サヌアの街頭でデモを行い、サウジアラビアの攻撃と犯罪を非難しました。
この空爆は、8日土曜、イエメンのシーア派組織フーシの関係者の父親の葬儀会場を標的にしたもので、イエメン筋によれば、少なくとも458人が死亡、356人が負傷しました。
死者の中には、イエメンの高官も含まれています。
デモ参加者は、サヌアの国連事務所前に集まり、サウジアラビアに反対するスローガンを叫び、イエメン攻撃の終結を求めました。
また、イエメンでのサウジアラビアの犯罪に関する調査と、犯罪者の処罰を強調しました。
イエメン外交高等評議会は、9日、声明の中で、「このサウジアラビアの攻撃に断固とした回答を与える」と発表しました。
レバノンのアルメナールチャンネルによりますと、この声明では、「イエメンの人々の心は、侵略者の犯罪に反撃することで鎮まるだろう」とされています。
イエメン保健省は、以前、サヌアの葬儀会場に対する8日の空爆の責任は、サウジ主導の連合軍にあるとし、この葬儀は血の海と化したとしました。
爆撃によって火災が発生したため、負傷者の救援活動が妨げられました。
また、救援隊は、犠牲者を病院に移送している際、サウジアラビアの戦闘機による2度の空爆を受けました。
この攻撃は、イエメンの各グループや地域・世界の要人から非難されています。
イラン外務省のガーセミー報道官は、サウジアラビアによるイエメンでの葬儀会場への空爆を非難しました。
この攻撃は非常に激しいもので、サウジアラビアのイエメン攻撃を支持しているアメリカでさえ、イエメン戦争でのサウジアラビアへの支持を早急に見直すと表明しました。
アメリカ国家安全保障会議のプライス報道官は、「アメリカはサウジアラビアとの安全保障協力のために、金額の書かれていない小切手を渡したわけではない」と語りました。
国連のマクゴルドリック・イエメン担当人道調整官も、8日、声明の中で、イエメンの葬儀会場に対するサウジアラビアの最近の攻撃に、人類社会は衝撃を受け、怒りを感じているとしました。
サウジアラビアは、国連からの、イエメンでの戦争犯罪に関する調査の要請を拒否しているということです。