バーレーン裁判所が、拘束中の聖職者に対する判決を再延期
May 07, 2017 19:15 Asia/Tokyo
バーレーンの裁判所が、現在身柄を拘束中の同国のイスラム聖職者に対する判決を、またもや先送りしました。
アルアーラム・チャンネルによりますと、バーレーンの裁判所は7日日曜現在拘束中のイスラム聖職者シェイフ・イーサー・ガーシム師に対する判決を、今月21日まで延期することを明らかにしています。
ガーシム師に対しては、当初7日に判決が下されることになっていました。
バーレーン市民は6日土曜、ガーシム師が法廷で裁かれることに抗議し、国内各地でデモを行い、7日午前まで続行しました。
バーレーンのハリーファ政権はまた、今年の3月14日にも資金洗浄という空虚な罪名によりガーシム師に対し有罪判決を下しました。
しかし、ガーシム師に対するバーレーン市民の強い支持と世論の圧力により、政府側はこの判決の撤回を余儀なくされ、ガーシム師の裁判は延期されていました。
バーレーンの情報筋は、同国の治安部隊が全国で出動態勢を取っており、ガーシム師の居住する区域では警察のヘリコプターが低空飛行を行っているとしています。
バーレーンでは、2011年から国民による民主化要求運動が続けられています。
バーレーン国民は、自由、正義の実現、差別の撤廃、民主政権の発足を要求していますが、同国のハリーファ政権は人々の抗議を抑えるため、サウジアラビア政府の協力により国民を弾圧しています・。