アメリカ留学中のサウジ人留学生数百名がISISに加入
6月 05, 2017 19:26 Asia/Tokyo
アメリカ・ワシントンにあるペルシャ湾研究所の調査結果から、アメリカに留学中のサウジアラビア人学生数百名が、テロ組織ISISに加わったことが明らかになりました。
ペルシャ湾研究所の報告によりますと、アメリカに留学中のサウジアラビア人学生400人と、クウェート人留学生数名などが、2014年から留学をやめ、シリアやイラクでISISに加わっているということです。
この報告ではまた、これらのアラブ人留学生の写真や名前が明記されています。
さらに、「2001年のアメリカ同時多発テロ以来、およそ1万5000人のサウジアラビア人留学生がアルカイダやISISといったテロ組織に加わ(っており、このようにしてISISは最大のテロ組織とな)ったということです。
この調査結果ではまた、人員の派遣や資金援助、ISISに加わった学生の渡航の経緯の監視と言った業務は、サウジアラビアのナエフ皇太子やジュベイル外務大臣といった政府関係者により行われていたとされています。
アメリカの治安当局も、サウジアラビアのオイルマネーを理由に、これらの留学生に関する法的手続きを行っていません。
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