イラン外務次官とシリア大統領が、ダマスカスで会談
(last modified Thu, 20 Jul 2017 09:06:39 GMT )
7月 20, 2017 18:06 Asia/Tokyo
  • ジャーベリーアンサーリー次官とアサド大統領
    ジャーベリーアンサーリー次官とアサド大統領

イラン外務省のジャーベリーアンサーリー・アラブアフリカ担当次官が、シリア・ダマスカスで、アサド大統領を初めとするシリアの政府関係者と会談しました。

2日間の日程でダマスカスを訪問中のジャーベリーアンサーリー次官は、20日木曜、シリアのアサド大統領と会談し、シリアや地域の情勢、両国の関心事について協議を行いました。

ジャーベリーアンサーリー次官は19日水曜、ダマスカスで、シリアのハミス首相のほか、ムアッリム外務大臣、ミクダード外務次官、さらにはダマスカスに本部を置くパレスチナの抵抗グループの指導者らと会談しました。

シリアの政府関係者との会談での主な議題は、二国間関係、シリアの政治・軍事分野における最新情勢、シリアでのテロ対策に関するイランとシリアの今後の計画などとなっています。

シリアのハミス首相は、シリアに対するイランの政治や経済面での支援に感謝を示し、二国間の経済関係の拡大の必要性を強調しました。

また、ムアッリム外務大臣は、シリアでの安定と平穏の実現にイランが役割を果たし、特にシリア危機の解決を話し合うカザフスタン・アスタナでの二国間、多国間協議をはじめとした国際舞台で、イランがシリアを政治的に支援していることに感謝しました。

ジャーベリーアンサーリー次官は19日、ムアッリム外務大臣と会談した後、記者団に対し、「シリア南部での停戦宣言は、当事国や国際社会にとって大きな試練だった」と語りました。