トルコとイラクの首相らが電話会談
9月 28, 2017 20:02 Asia/Tokyo
トルコのユルドゥルム首相が、イラクのアバディ首相との電話会談で、イラクのクルド人自治区のイラクからの分離の是非を問う住民投票について検討しました。
トルコのアナトリア通信によりますと、ユルドゥルム首相はこの電話会談で、イラクのクルド人自治区のイラクからの分離の是非を問う住民投票の結果について検討しました。
イラク政府のほか、トルコやイランなどの一部の国は、この住民投票の実施に反対しています。
トルコとイラクは現在、イラクのクルド人自治区の近隣で合同軍事演習を実施しています。
これについて、アバディ首相は27日火曜、クルド人自治区に72時間の猶予を与え、この時間内に空港や国境検問所を中央政府に引き渡すよう命じました。
イラク航空機関は外国の航空会社に対し、29日金曜以降にクルド人自治区への全てのフライトを欠航とするよう通告しています。
アバディ首相はまた、今回の住民投票の実施を、イラクの憲法や国際法への違反だとしています。
トルコのエルドアン大統領は、クルド人自治区のイラクからの分離に関する住民投票は失敗するだろうとし、クルド人が分離すれば問題が増えるとしています。