イラク前大統領が死去
10月 04, 2017 19:36 Asia/Tokyo
イラクのタラバニ前大統領が、死去しました。
クルド人政党のクルド愛国同盟の議長を務めたタラバニ前大統領は、長年にわたる闘病生活の後、3日火曜、84歳でドイツのある病院で死去しました。
タラバニ前大統領は、1933年、イラク北部クルド自治区の町アルビールの付近で誕生し、アメリカがイラクを侵略し、イラクのサッダーム・フセイン元政権が崩壊した2年後に当たる2005年に、イラクの初の非アラブ系大統領に選出されました。
サッダームの独裁政権と闘争したタラバニ氏は、イラクで新たな政治体制が誕生して以来、同国の各民族や政治グループの団結に重要な役割を果たしました。
イランやトルコなど地域諸国の政府高官は、タラバニ前大統領の死去に際し、イラクの政府と国民に哀悼のメッセージを送りました。