250人の有識者らが、サウジへの武器供給国の首脳に対し、イエメン戦争の終結を要求
12月 24, 2017 16:58 Asia/Tokyo
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サウジの武器
政界や文化界の要人、及び大学関係者らが結成する団体のメンバー250人が、イエメン戦争でサウジアラビアに武器を提供している3つの主要な国の首脳に宛てた書簡において、これらの首脳に対し、サウジアラビアへの兵器面での支援を停止するよう求めました。
「1000日間の戦争に、イエメン人の我慢はもはや尽きた」と題したこの書簡は、アメリカのトランプ大統領、フランスのマクロン大統領、そしてイギリスのメイ首相に宛てたもので、フランスの新聞ル・モンドにも掲載されています。

イエメンは、これまで1000日間以上にわたって戦争を強いられ、現代世界で最悪の人道上の大惨事に巻き込まれています。
この書簡ではまた、イエメンが歴史に残る飢餓の一歩手前にあるとされ、同国では10分に1人の割合で子供が病気や飢餓により死亡していると述べられています。

サウジアラビアは、アメリカやフランス、イギリス、そしてアラブ首長国連邦などそのほかの複数の国の支援を受け、2015年3月からイエメンを攻撃し、完全に封鎖しています。
サウジアラビアによるイエメン戦争で、数万人のイエメン人が死傷、数百万人が難民化したほか、同国は医薬品や食糧の深刻な不足と各種の病気の蔓延に瀕しています。
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