パレスチナ・ガザ地区で、パレスチナ人の若者が殉教
12月 30, 2017 20:41 Asia/Tokyo
パレスチナ・ガザ地区でシオニスト政権イスラエル軍に銃撃され、負傷していたパレスチナ人の若者1名が、このときの負傷が原因で殉教しました。
アラビア語サイト、アル・ワタンによりますと、この21歳の若者は29日金曜、ガザ地区のキャンプ内でシオニスト政権軍とパレスチナ人の衝突により、腹部を負傷していました。
この衝突で、銃撃により50人以上のパレスチナ人が負傷しており、そのうち4名は重態とされています。
シオニスト政権軍との衝突では、さらに120人以上のガザ地区の住民が毒ガスの噴射により呼吸困難となっています。
また、パレスチナ・ヨルダン川西岸でも29日、4週連続となった金曜日のデモが実施され、アメリカのトランプ大統領による、聖地ベイトルモガッダス・エルサレムのイスラエルの首都認定に抗議しました。
イスラエルの複数の政党の党首は今月17日、イスラエル議会の公聴会で可決された場合、パレスチナ人抗議者の死刑を執行するという案に同意しました。
イスラエルのリーベルマン戦争大臣は、この案を支持しています。
今月はじめの、トランプ大統領による聖地のイスラエル首都認定という強硬な措置がとられて以来、パレスチナ人とイスラエル軍との衝突が始まりました。
これらの衝突で、これまでに13人のパレスチナ人が殉教、他数百名が負傷しています。